バックナンバー 社員の日記 2014年1月号
◇◇◇新入社員の日記 2014年1月号(前編)◇◇◇
連日の強行スケジュールで完全に寝不足のSでございます。
まず始めに、この場を借りて1月13日のセミナーにご来場くださった皆様に
心より御礼申し上げます。色々と至らない点がございましたが、これらに
ついては今後改善の上、上海以外の地域でも同様のセミナーを企画して
おりますので、是非引き続きご愛顧賜りたく、お願い申し上げます。
さて、前述の理由で夜中まで資料を作る日が続き現在体内時計が完全に
昼夜逆転しており常にも増してぼんやりしています。
具体的には、先月SVHCリストに追加された7項目の有害物質名を眺め
「ダイレクトレッド28・・・ダイレクトブラック38・・・あれ?」
「ブルーとイエローとピンクがいない」
(※週末に放送される子供向け戦隊モノドラマをイメージください)
と本気でしばらく悩んだ程、使い物にならない状態です。
その上春節前の振り替え出勤スケジュールが重なり先週日曜は出社、
生活のリズムはますます狂う一方です。
さて、今月も最新のニュースをご紹介します!
■1月某日 実録!マカオのカジノ訪問!
この度マカオのカジノに行ってまいりました。
何の心構えもなく訪問しましたが予想を裏切るような面白い体験だったため、
今回場違いながら記事として掲載させていただくことにしました。
まず、マカオには心配していたドレスコードがありませんでした。
当日はデニムにレザージャケットという出で立ちでうろうろしていたため
てっきり入り口で断られるかと思いきや、すんなり入れて拍子抜け。
一方で、年齢確認は比較的厳格に実施されています。
入り口に1-2名のセキュリティが立っており、若い人を片っ端から捕まえ
パスポートその他IDを確認するという徹底振りですが、全ての入場者が一律
確認されるわけではなく、あくまでも外見から判断するランダムなチェックです。
この方法を知らなかった私は律儀にパスポートを取り出すも完全に無視され、
隣にいた26歳の友人が呼び止められた時点でようやく状況を把握しました。
その後、帰りがけに免税品コーナーで遺伝子の働きに注目した化粧品を
物色していたのは内緒です。いいものほど高くて諦めたのは更に内緒です。
さて、最近日本でもオリンピックを控え、カジノの構想が話題になっています。
国内では否両論分かれており、、一番の問題は依存症となる人が多数
出てくるのではないかという懸念のようです。
日常生活になんらかのストレスを抱えている人は、その空虚を
満たすため何かにひどく熱中し、依存症になりやすいそうなのですが、
「(本を)読む、(酒を)飲む、(服を)買う、(とにかく)寝る」の
“YNKNメソッド”でたいていの悩みを解消している私はギャンブルには
興味がありません。その上前述の事由で寝不足が続いており、とても賭け事に
熱中できるような状態ではありません。
人民元とマカオドルの換算すら危うい有様です。
実は私の目的は他にありました。当初からそれ目当てでマカオに入国していました。
一体何なのでしょうか? 後編はニュースレターの最後へ!
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◇◇◇連載 新入社員の日記 2014年1月号(後編)◇◇◇
冒頭に掲げた私流のストレス解消メソッド「読む飲む買う寝る=YNKN」は、
どことなく「APQP」に似ていなくもないのではないか?
(注:APQPはTS等の生産管理の重要なメソッドであり、全く似ていません)
ラボに配置しているGC−MS/MS=ジーシーマスマスは、日本の某ラーメン店の
呪文「野菜増し増し」の類義語なのか、それとも「貴社益々」の類義語なのか?
(注:GC—MSMSはそもそも語句ではなく、分析機器の名称です)
と、平均睡眠3時間のボケた頭で出かけたマカオ、カジノでギャンブルをしない
私は一体何をそんなに楽しみにしていたのでしょうか。
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さて、マカオのカジノがもう一つ巧妙な点は、施設が巨大で延々と歩かされる
ことです。セグウェイやゴルフのカートの貸し出しがないか、本気で探したような
広さなのでその気がなかった人も「これだけ歩いたのに何も買わないのは割に
合わない」、「自分だけ賭け事をしないのは損かもしれない」と無意識下で
消費を強迫されます。今回友人がこの心理に動かされ一度だけルーレットを
試したところ、倍率36倍の大ヒットを飛ばし、午年にふさわしい景気のよい
スタートを切っていました。
賢明な友人はそこですぐに換金しましたが、ここで引くに引けず散財する人の方が
圧倒的に多く、それがカジノの収入源になっていることは容易に予想が付きます。
私もちょっと心が動きましたが、現金が人民元しかなく、入り口のATMまで
少なくとも数百m歩く計算になるので面倒でやめました。
ものぐさが経済危機防止に役立ったのは生涯初めてです。怠け者でよかった。
掛け金の下限は1,000香港ドル程度と勝手に思い込んでいたため、
10~100香港ドルから参加できるゲームがあるのは今回の新たな発見でした。
上限さえ決めておけばゲームセンター感覚で楽しく遊べると思います。
ところで、ギャンブルをしない私がマカオで一体何を目的にしていたかというと
おいしい飲茶でも免税のブランド物でもありません。カシューナッツです。
(写真:ショッピングモールの様子。おしゃれなモールの中でひたすらナッツを
探していた私がいかに場違いか、お分かりいただけるかと思います)
以前、旅行土産に上海の友人からもらって以来、夢にまでみたマカオ銘菓。
カジノ行きが決まった時からしきりにナッツナッツと呟いていたため
「何が悲しくてここまで来てそんなものを」と友人から不審に思われていましたが、
その後、付き合いで買って帰った同行者から「麻薬が入ってるに違いない」
「食べだしたらとまらない」と大好評(クレーム?)があり、
推薦者冥利に尽きる結果となりました。
カロリーですか?それは、まぁ、その、気になさらない方が幸せです。
「钜记手信」 “腰果脆糖”というお菓子です。私は2キロ買いました。
http://www.koikei.com/ch_products_list.php?id=47
賭け事をせずとも食べてよし買ってよしで大満足のマカオのカジノ、
皆様のご旅行先としても大変おすすめです。
さて、弊社には毎年前年の結果に基づき社員の表彰がありますが、
今回思いがけず昨年入社の「新人賞」をいただくことができました。
同僚、ボス、そしてお客様の期待を裏切ることのないよう、2014年は
心も紙面も一新し、業務に臨んでいく所存でございます。
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